あの言葉を言うだけで行動できるように
今回は一時期流行った言葉「いつやるの?今でしょ!」に隠された心理効果について話していこうと思います。
実は、この言葉は私たちが瞬間集中、瞬間行動するためにめちゃめちゃ効果的な魔法をかけてくれる言葉なのです。行動力を上げたい人は参考にしてみてください。
使い方は単純で、やりたいことややるべきことを思い出したら「いつやるの?今でしょ!」と言って腰を上げる、これだけです。
今でしょ!は魔法の言葉
「いつやるの?今でしょ!」という言葉は語呂が良く、言っていて楽しいだけではなく、場面を選ばないので使い勝手もいいという特徴があります。
普段からノリがいい人ほどこの言葉が放つ魔法にかかりやすいので、お笑い好きな人には特におすすめの行動力・集中力アップ方法です。
ノリの良い人たちは、たとえ仕事や勉強でやる気が出ないときでも、この言葉を頭の中で唱えるだけで勝手に体が反応してやる気が出てきてくれます。ノリと笑いが行動を促してくれるのです。
今でしょ!でやる気が出る心理的な理由
どうして「いつやるの?今でしょ!」と頭の中で唱えると行動したくなるのかというと、私たちの脳みそは語呂の良い言葉やリズム感のある言葉に流されやすいという性質を持っているからです。
以下の構図は、一見すると馬鹿みたいに単純な説明に見えるかもしれませんが、実際に私たちの脳内で起こっていることです。
「いつやるの?」→「今でしょ!」→「そっか!」(理解)
と、こんな感じで私たちの頭の中で反応しているのです。
脳みそにとって理由はなんでもいい
私たちの脳みそというのは、その理由が本当に正しいかどうかよりも、そこに理由があるかどうかに強く反応するようになっています。
この論理的ではないところが今回のポイントです。
というのも、私たちは普段から常に論理的に物事を考えているかというと、そうではないですよね?今でしょ!集中法はこの習慣を利用しているのです。
やる気を出そうとして失敗する理由
たとえば、私たちは美味しいからという理由でお菓子を食べすぎたり、楽しいからという理由で飲み会をなかなか抜け出せなかったりします。
普段の私たちは論理ではなくて感情で行動を選択しているのですね。
だからやる気が出ないときに、論理で自分を説得しようとしても失敗してしまうのです。
先に感情を揺さぶるのがコツ
しかし「いつやるの?今でしょ!」を使った方法なら、感情的に行動するのに近い状態を即座に作り出せます。
自分で「今でしょ!」と言っているのに動かないというのは感覚として何だか気持ちが悪いのです。
またこの言葉を唱えてから実際に動くと、ノリで動いているのでイヤイヤな感情で作業を始めるよりも気持ち良く作業を始められます。
自分から言うことが大切
そして、自分で「今でしょ!」と言っているところも心理的に大きなポイントです。
私たちは誰かに命令されて強制されたことはやりたがらないという性質を持っていますが、自分で決めた場合には逆にどんどんやりたくなってきます。
今でしょ!集中法はこの心理効果をも利用しているのですね
今でしょ!集中法の流れ
今でしょ!集中法は次のような流れで効果が発動します。
- 「いつやるの?」→「今でしょ!」と、ついノリで反応してしまうことを利用し、
- 「いつやるの?」→「今でしょ!」→「(そっか!)」という理由付けの心理を利用し、
- 「いつやるの?」→「今でしょ!」と声に出して発言することで自分で行動を選択したように感じる。
そして、私たちは今すぐ行動したくなるというカラクリなのです。
声に出すと効果が大きい
このテクニックは、もちろん声に出す方が効果的ですが、声に出せない状況のときは頭の中で唱えるだけでも効果がありますので、恥ずかしがらずに試してみてください。
というわけで、やらなくてはいけない行動を言い訳をして先延ばししそうになったときにら、「いつやるの?今でしょ!」瞬間集中法を使ってみてくださいね。
無料で、即座に、どこでも使えるという利点がありますのでかなり役立ちます。