幸せになりたいなら助けを求めよう
孤独な状態で幸せになれる人はいません。豊かな人間関係は私たちの健康状態と幸福度に大きな影響を与えているのです。
この心理と同じように、問題や困難な壁にぶち当たったとき、一人だけで孤軍奮闘するのではなく周りの人に協力を求められる人ほど幸福になれることがわかっています。
私たちは迷惑をかけることを恐れるあまり一人で強がったり、周りの人を避けてしまうことがありますが、実はこういった我慢は良くないのです。
助けを求める人ほど幸せだった
台湾の心理学者ルオ ルー博士の行った調査では、困ったときに他人に助けを求められる人ほど幸福度が高いことがわかっています。
ルー博士が、494名の18~65歳の男女を対象に彼らの人的ネットワークについて調査してみたところ、人間関係に気を使っていて「私を助けてくれませんか?」と日頃から人にサポートを求めている人ほど幸福度が高かったのです。
助けを求めることで良い人間関係が手に入る
これは、人に助けを求めて人間的な繋がりを持てるだけではなく、実際に他者に助けてもらうことでも幸せが感じられるのが理由です。このおかげでサポートを求められる人ほど大きな幸せを手にしやすいのです。
よく感謝の心が大切だと心理学の世界でも言われることがありますが、他者に助けを求められる人ほどサポートしてもらえる機会に恵まれているので、この感謝の気持ちも感じやすくなるのです。
つまり、人に助けを求めることは心理的にも経済的にも様々なメリットがあることなんですね。
甘えた方がみんなが幸せになりやすい
私たちは人に迷惑をかけてはいけないと考えがちですし、人にもその考え方を押し付けがちです。
しかし、心理学的には積極的に人と関わって問題を分散してみんなで協力して解決にあたった方が幸せになれるのです。
というわけで、困ったことがあったら変に強がったりせずに周りの人にサポートを求めましょう。
ただし、サポートを求めた以上はきちんと相手のアドバイスや協力を受け入れることが大切です。サポートを求めたのにも関わらず受け入れない態度を取ると、ただただ相手に嫌われてしまうので注意してください。