実は玄米は健康に良くない?
白米を食べるのなら玄米を食べた方がいい!というアドバイスはよく聞きます。健康意識の高い芸能人なんかが「玄米食べています!」と言っているケースが多いですよね。マクロビオティックの考えでも、「玄米を主食にすれば長寿になれる!」というものがあります。
これって本当なのでしょうか?一見すると確かに玄米のほうが栄養素が多いのは事実ですし、それだけも十分健康になれそうに見えます。
しかし、実は玄米は特に健康に良いわけではないということがわかっています。今回は「玄米を食べるくらいなら白米を食べた方がいい」という話を解説していきます。
玄米の栄養素はそこまで豊富ではない
まず栄養素ですが、確かに玄米のほうが白米よりも栄養素が豊富です。確かに比べると豊富なのですが、微々たる差なのでそこまで気にする必要はありません。
それよりも野菜や果物を食べるように意識したほうが食生活は大きく改善されます。
玄米には抗栄養素が入っている
さらには、玄米には抗栄養素と呼ばれる、体が食事からの栄養を吸収するのを阻害してしまう物質(フィチン酸やレクチン)が大量に含まれています。
このフィチン酸は必須ミネラルである鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムの吸収を妨げてしまいます。 なので、たとえ玄米が白米よりもミネラルが豊富でも、体内に吸収されないので効果が薄くなってしまいます。
玄米は腸に悪い
さらには、玄米は消化率も悪く、定期的に食べていると腸内のバリアを傷つけて、アレルギーや炎症の原因になってしまうリスクもあります。腸に穴が開くリッキーガット症候群ですね。
白米の場合は食べやすいように加工されているので消化が良く、腸へのダメージも玄米よりも少なくなっています。というわけで、手放しでとりあえず玄米を食べておけばいいというわけではないのですね。
玄米にもメリットはあるがおすすめするほどではない
もちろん、玄米にも白米より血糖値が上がりにくいというメリットがあります。が、逆に言うとそれくらいです(ただし、食物繊維が豊富な雑穀を摂ると病気のリスクが下がるという報告もあります)。
なので糖尿病を抱えている場合を除き、そこまで気にする必要はないでしょう。最近の研究ではGI値はそこまで気にする必要はないという結果も出ています。
というわけで、特に好きなわけではない人は玄米食にこだわる必要はありません。気軽に白米を食べて大丈夫です。もちろん、玄米が好きな人は腸の状態さえ大丈夫ならそのまま食べていてもいいですし、たまに玄米食を試すのもいいでしょう。
うまくいったら自分を褒めましょう!うまくいかなくても自分を褒めましょう!!何もしてなくても自分を褒めましょう!!!そうやってまず先に褒めることで流れが好転し、結果がついてくるようになります。
— ちょっぺ〜先生@心理学博士(恋愛心理強化月間) (@kruchoro) 2020年10月20日