【ビッグファイブ性格特性】クリエイティブな発想や勉強に必要な開放性について解説

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開放性とは?

 

今回はビッグファイブ性格特性のひとつである開放性について解説していきます。

 

開放性(openness)は、主に個人の想像力、創造性、知的好奇心、美的体験のレベルをあらわした特性です。また、よくあるたとえの一つとして好奇心も使われます。

 

広い意味では、開放性は、複雑な刺激に注意を払い、処理をする能力と関心に関連しているとされています。多動力や多動性に近いイメージですね。

 

この特性が高い人は、新しい体験を求める傾向があり、新しいもの、異質なもの、驚かしてくれるものなどを楽しむことができます。

 

また、自分の感情や内面的な経験にも注意を払う傾向があります。外の体験に求めるだけではなく、内省的なところもあるのですね。

 

開放性には、ほかにも、知性(intellect)、創造力(imagination)、経験への開放性(open to experience)といった呼び方もありますが、基本的にこれらはすべて同じことを指しています。

 

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開放性の高い人はどんな性格?

 

開放性の高い人は、新しいもの、新鮮なアイデア、新しい経験を積極的に受け入れる姿勢を持っています。新商品が出るとつい買っちゃう人とかですね。

 

さらに、心が広く、好奇心を持って新しいことに取り組み、新しさを求める傾向もあります。そのためにリスクの高い行動もとりがちです。挑戦的な性格なのですね。

 

彼らは新しい冒険や経験、創造的な試みを追求し、また、異なる概念やアイデアを結びつけて考えることにも長けています。起業家に向いているタイプですね。

 

 

開放性が低い人はどんな性格?

 

一方で、開放性が低い人は、日常生活や伝統、親しみやすさを好む傾向があります。

 

新しいことには慎重に取り組み、一貫性を重んじます。保守的な性格になるのですね。

 

このため、開放性が非常に低い人は、頭が固くて心が狭いと思われがちです。こうした人たちは、ほかの人と比べて、変化に対応することを難しいと感じています。変化がもたらす刺激やストレスを感じやすいのですね。

 

また、開放性の特性が低い人は、学業やキャリアアップにつながる変化を含め、新しいことに挑戦する機会を逃すことがあります。

 

開放性の低い人が成功を逃しやすい理由は、別の学校に通うために新しい場所に引っ越したり、よりやりがいのある仕事を見つけるために転職したりするよりも、日常的で慣れ親しんだことに固執することがあるからです。

 

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参考論文

 

Kaufman SB, Quilty LC, Grazioplene RG, Hirsh JB, Gray JR, Peterson JB, DeYoung CG. Openness to Experience and Intellect Differentially Predict Creative Achievement in the Arts and Sciences. J Pers. 2016 Apr;84(2):248-58. doi: 10.1111/jopy.12156. Epub 2015 Jan 28. PMID: 25487993; PMCID: PMC4459939.

https://doi.org/10.1111/jopy.12156

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