体の特徴を見るだけで相手の性格が見抜ける?見た目の心理学

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性格を分ける3つの身体タイプ

 

人の性格は体型に出るのではないかと考え、肉体の見た目でその人の性格を分類した研究がドイツにあります。

 

エバーハルト・カール大学テュービンゲン(ドイツ)のエルンスト・クレッチマーという精神医学者の分類(クレッチマーの性格類型論)によると、性格の類型は「痩せ型、肥満型、筋肉質型」の3つに分かれます。

 

痩せ型の人は物静かで非社交的、空想をするのが好きで神経質なところがあり、他人にやや冷たいといった特徴があります。精神分裂症の患者に多いのはこのタイプだそうです。

 

肥満型の人は温厚で人懐こく、親切で明るい性格の持ち主です。しかし躁鬱傾向があり、明るい時は元気一杯ですが暗い時はひどく落ち込んでしまうなど気分にムラがあります。

 

ガッチリとした筋肉質型の人は自分の決めたことに忠実でなかなか意見を変えない頑固なところがあり、粘り強く執着します。

 

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見た目のイメージは性格を変える

 

上記のように、肉体の3タイプごとに特徴がありますが、多くの人はこのイメージになんとなく共感できるのではないかと思います。

 

実は、映画やドラマやアニメでも、この3タイプの特徴をそのまんま登場人物の性格に当てはめていたりします。

 

あるいは自分たちの身の回りにいる人を考えてみてもたしかに当てはまるな〜と直感的に感じる人も多いのではないでしょうか。

 

おそらく私たちは科学的にこのような肉体と性格の分類のルールが見つかる前から普段の生活の中で経験的に人の性格の特徴的なあらわれ方のようなものを学んできたのでしょう。

 

というわけで、次にこれらのタイプを参考にして作られたキャラクターについて見ていきましょう。

 

 

痩せ型のキャラクター

 

例えば、痩せ型の人物は見た目は色白でインドア派、ニヒルでクールな性格で、ちょっと変わった趣味があり、付き合う上でも少々とっつきにくいというイメージはありませんか。

 

研究に取り憑かれてしまうマッドサイエンティストはみんなだいたい痩せて(やつれて?)いますよね。痩せ型には性格の変わったタイプが多いのです。

 

漫画で言うとハンターハンターに出てくる戦闘狂のヒソカや、ヒソカと仲のいいゆがんだ愛情を持つイルミがわかりやすいキャラクターかなと思います。

 

ファイナルファンタジー7で言うと「クックックック」って笑うセフィロスや、宝条博士といった感じですかね。

 

肥満型のキャラクター

 

肥満型の登場人物は優しくて温厚な人が多いですよね。

 

そのためにちょっとのんびりなところも垣間見え、「喧嘩は良くないよ〜」とか言って仲裁をする平和主義者なイメージがあります。

 

丸く太っている人たちは総じて優しくて面倒見があるのです。

 

肥満型には躁鬱的な二面性がある

 

その一方で、例えば好物の食べ物を奪うなどすると、肥満型の人は手がつけなくなるくらいに暴れたり、性格が狂暴化したりします。どら焼きを取られたドラえもんみたいな感じです。

 

これが躁鬱的な二面性です。またドラえもんはネズミを見てもキレてしまいますが、彼も言ってみれば体型は肥満型の見た目ですもんね。

 

スラムダンクに登場する安西先生も典型的な優しいおデブのイメージキャラです。そして彼も過去にはホワイトヘアードデビルと呼ばれ、まわりから恐れられていました。

 

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筋肉質型のキャラクター

 

筋肉質型の登場人物で私が思い浮かぶのはクレヨンしんちゃんの劇場版「暗黒タマタマ大追跡」に出てくるサタケというキャラクターです(マイナー)。

 

彼は曲がった事や弱いものいじめが嫌いな性格で当初は敵役で登場しますが、物語が進んだ終盤にはしんのすけ達の味方になります。

 

彼は、ボスには頭の上がらない性格なのですが、最終的には自分の決めたルールに従う優しい筋肉バカというイメージのキャラクターです。

 

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筋肉質の人はまっすぐな性格

 

頑固な筋肉親父と言えば、単純に体育教師が一番わかりやすい例かもしれません。

 

アニマル浜口さんのような「気合いだ!」タイプですね。あとは幽遊白書のトグロ弟なんかも執念深いですよね。北斗の拳のケンシロウは我が道をいくタイプです。

 

こうして並べてみると、やはり筋肉質な人というのは自分で決めたことは曲げない、まっすぐな性格という感じが当てはまりやすいですね。

 

というふうに、人の体型は当人の性格にも影響し、その見た目によってまわりからの評価にも影響します。

 

とはいえ、当たり前ですが必ずしもある体型が特定の性格に当てはまるというわけではありません。そういう傾向があるということですね。

 

筋肉をつけて自信をつける

 

体型を変えることは容易ではありませんが、少しでもハードルを下げるために今回の研究結果を日常生活に応用することができます。

 

例えば、頑固な人のまっすぐさに憧れていたり、自分にもう少しその要素が欲しいなと思う人は、今の姿よりも筋肉質型の体型に近づくことで自分で決めた物事を続けられる強い精神力と自信がついてくるので、体を鍛えて筋肉をつけてみるといいと思います。

 

痩せ型は神経質でマッドな性格
肥満型は温厚でキレやすい、双極的な性格
筋肉質型は頑固でまっすぐな性格
肉体の変化は性格にも影響を及ぼす
しかし、必ずしも肉体=性格ではない

 

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参考資料

 

心理学 新版 (New Liberal Arts Selection) 単行本(ソフトカバー) – 2018/4/6
無藤 隆 (著), 森 敏昭 (著), 遠藤 由美 (著), 玉瀬 耕治 (著)

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