【マインドフルネス】マインドフルネスとは何か?を心理解説

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マインドフルネスとは?

 

マインドフルネスとは、自分の内面的な状態や周囲の状況を認識することを意味します。

 

また、現在の状況に積極的かつオープンに注意を向けている状態のことでもあります。この状態は、自分の思考や感情を良いか悪いかで判断せずに観察することと定義されています。

 

例えば、怪我をしたときに「うわー、最悪だ!」と思うのではなく、「怪我をしたな。痛いな」と観察しているような感じです。

 

怪我をしたことを悪いことや不運と捉えるのではなく、単に「私は怪我をした」とだけ捉えるのです。イメージとしては、かなり冷静な人といった感じですね笑。

 

マインドフルネスが心理療法として役立つ理由

 

この概念は、マインドフルネスに基づく認知行動療法、マインドフルネスに基づくストレス解消法、マインドフルネス瞑想など、様々な心理的治療や心理的介入に応用されています。

 

上記に挙げたこれらの治療法は、人々が破壊的で自動的な習慣や反応を避けるために、思考や感情、その他の現在の経験を判断したり反応したりせずに観察することを学ぶためのものです。

 

例えば、先ほどと同じく怪我を例にすると、怪我をしたことを悪いことと判断すると、怪我の原因になったものにイライラするかもしれませんし、イライラした状態で人と会ったら八つ当たりするかもしれません。

 

しかし、マインドフルネスに物事をとらえることができれば感情に振り回されることがなくなり、このようなネガティブな出来事を減らしたりなくしたりすることができるようになるのです。

 

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マインドフルネスについてより詳しく

 

マインドフルネスとは、過去に思いを馳せたり、未来を予測したりするのではなく、今この瞬間を生き、現在の自分を再認識することです。

 

そして、マインドフルな状態とは、思考、感情、身体の感覚を客観的に観察し、認識している状態です。

 

マインドフルネスには、「気づき」と「受容」という2つの重要な要素が含まれています。

 

「気づき」と「受容」

マインドフルネスの気づきとは?

 

「気づき」とは、今この瞬間の経験や感情や思考など、自分の内面のプロセスや経験に注意を向けるための知識と能力です。

 

例えば、「私はいま悲しんでいる」「私はいま仕事のことを考えている」「私はいま筋トレをしている」といったものが気づきです。

 

気づきを実践してみるとよくわかりますが、私たちは意外と自分が今なにをしているのかをよく認識せずに行動していることが多いです。

 

例えば、いまあなたはどんな格好でこの文章を読んでいますか?こう質問されるまで自分のいまの状態に気づいていなかったでしょう。

 

しかし、この認識のなさが誤った行動や思考につながってしまいます。自分が悪いことをしていると知らずに悪さを続けているような感じですね。

 

マインドフルネスの受容とは?

 

「受容」とは、思考の流れや起きた出来事などを良い悪いかなどで判断したり、「こんなことを考えてはダメだ」と回避したりするのではなく、観察して受け入れる能力のことです。

 

人は物事を良い悪いで判断すると、イライラしたり悲しくなったりします。これが自己破壊的な行動や習慣に結びつきます。

 

また、感情や思考を否定したり回避しようとすると、逆に強まって余計に苦しんでしまうことにつながります。これはシロクマ効果と呼ばれている心理現象です。

 

これらの症状を防いだり改善するために、一般的に考えてネガティブなことであっても、起きた出来事や頭の中の思考をそのまま受け入れて、ただ観察することが重要なのです。

 

次回は「マインドフルネスの効果」について解説していきます。

 

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参考論文、資料

 

サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 Kindle版 チャディー・メン・タン (著)

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マインドフルネス・ストレス低減法ワークブック ボブ・スタール (著), エリシャ・ゴールドステイン (著), 家接 哲次 (翻訳)

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マインドフルネスストレス低減法 ジョン・カバットジン (著), 春木 豊 (翻訳)

https://amzn.to/3p4eCOe

Hofmann SG, Sawyer AT, Witt AA, Oh D. The effect of mindfulness-based therapy on anxiety and depression: A meta-analytic review. J Consult Clin Psychol. 2010 Apr;78(2):169-83. doi: 10.1037/a0018555. PMID: 20350028; PMCID: PMC2848393.

https://doi.org/10.1037/a0018555

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