やりたいことができないのはなぜ?
やりたいことを計画したり好きなことを始めてみたのはいいけれど、思うように続かない!といった問題があります。
人は心理的に易きに流れる性質を持っているので、エネルギー切れを起こしたり誘惑に魅了されると、どうしても楽な方を目指してしまうのです。
もちろん、楽をして目的を達成できればそれで良いに越したことはないのですが、目的から遠ざかっている場合には対処が必要です。
やりたいことが続かなかったり、後でやろうと思っていたのに気づいたら時間がなくなっていたを解決する方法があります。
それは、やらないことを決めることです。
私たちが最もモチベーションが高まるのは、「自分にとって意味のある仕事が前進していると感じているとき」です。
ですので、1にも2にもまずは行動して、頭の中のプロジェクトを少しでも現実的に先に進めることがやる気を引き出す一番の方法なのです。
始めの小さな一歩こそ、一番重要な進歩です。
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2018年12月18日
やらないことを決めると行動力が増える
私たちは一日のうちで意外と無駄な行動をとっています。そのせいで疲れてしまったり自由な時間がなくなってしまって、「好きなことが今日もできなった!」といったことが起きてしまいます。
人は易きに流れると言いましたが、この易きとはほとんど習慣のことです。ですので習慣を見直し、自分が無意識にしていることで目的達成から遠ざかってしまう要因を取り除くことが、好きなことを続けるコツになります。
例えば、次のような習慣があったとします。
- 家に帰ったらYouTubeやテレビを見てしまう
- お風呂上がりにアイスを食べてしまう
- 眠る前にダラダラとSNSを眺めてしまう
以上のことをやめてみて、それでどれだけ自由な時間が作れたかを計ってみることが習慣の改善に繋がります。
「なんとなく気づいたらやめていた」ではなく「これをもうやらない!」と一度きちんと決めてしまえば、わりとすんなりとやめられることが多かったりします。
やめるときは集中的にやめる
さらには、やめるときのコツとして何か一つに集中するのも手です。
例えば、理想的な生活を計画して何か新しいことを始めるとき、あれもこれも、と色々なことに手を出してすべてに失敗してしまうよりは、一つのことが習慣化するまで愚直にやり続ける方が健全です。
ダメな習慣をやめる場合もこれと同じです。
あれもやめようこれもやめようとしてすべてに失敗するよりは、「まずはこれをやめてみよう!」と一つの習慣に集中することで成功率が高まります。
やめるべきことが多すぎると、それだけあれこれと考えなくてはいけなくなり、脳みその処理能力が追いつかなくなるのですね。
というわけで、やる習慣よりもやめる習慣をぜひ試してみてください。
やらないことを決めると行動力が増える
やめたい習慣はひとつずつクリアしていくことが大切