試験対策向けの心理テクニック
受験やセンター試験、資格試験等で使えるメンタルを安定させる心理テクニックについてです。
ここに挙げていることを全部やらなくても好きなものを選んで行うだけで成績を上げる効果があります。うまくいくものが見つかるまで適当に試してみましょう。
文房具は使い慣れた物を使う
▶️文房具は使い慣れた物を使いましょう。新品は緊張感を増す原因になるのでダメです。
私たちが就職の面接やセンター試験の時に緊張してしまうのは、見慣れていない場所で慣れていない行為を行うからです。
私たちは心理的に目新しいものが苦手で、見慣れていないものを見ると自分の安全が脅かされていると直感的に感じてしまい、脳が体に緊張のサインを送ってしまうのです。
そこで、この緊張のサインを和らげるために、いつもの光景を再現したり、いつも使っているものを持ち歩き、いつもしているルーティーンを行うことで心を安定させましょう。
だからこそ文房具や服装、いつも持ち歩いているものを本番でも持っていき、「これはありふれた行為だ。緊張する必要なんかない」ということを脳みそに教えてあげる必要があるのです。
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失敗してもいい
▶️失敗してもいい、練習だ!と思いましょう。失敗してはいけないと思うと失敗しやすくなります。
人間の脳みそは考えないと言うことが苦手です。ですので、「考えるな」と言われると逆にそのことについて考えてしまうのです。
これは人に言われたことだけではなく、自分に対して発している考えやイメージでも同じです。「失敗しないようにしなくちゃ」と考えることで緊張が増し、頭が失敗のことでいっぱいになってしまうのです。
そこで「失敗してもいい」と自分を許すことで体の力が抜け緊張感も和らいでいきます。
意識すればするほどできなくなるのが人間ですので、勉強してる時のように無意識に問題を解くメンタルに持っていきましょう。
・人は考えすぎると失敗する確率が上がってしまう!という心理学研究
楽しんでいると思い込む
▶️緊張したらワクワクしている証拠だ!と思いましょう。緊張と興奮は同じです。
これまでの方法を使っても緊張してしまうことがあります。
というよりも、実は緊張と言うのはそんなに悪いものではなく、集中力アップさせるためにも必要な感情の1つだったりします。
そこで、この緊張の力をうまく使うために考え方を変えてみます。
緊張してきたら「これは試験を楽しむために体がワクワクしている証拠だ!」と思です。実は人間の脳みそにとって緊張と興奮は同じものなのです。
緊張している状態を楽しんでいる状態だと再認識すれば、その瞬間感じていたストレスはあなたの力にかわりモチベーションが高まります。
・ストレスは悪者ではない!心に良いストレスと心に悪いストレスの見分け方
例えるなら、ドラゴンボールの孫悟空が、自分でも倒せるかどうかわからないくらいに強い敵が現れたことをワクワクしているような状態です。
自分が孫悟空のようになったイメージを頭の中でして緊張をワクワクに変えましょう。
激しい運動をしよう!
▶️息が切れるまでトイレでスクワットをしましょう。胸のドキドキは運動のせいだと思い込み緊張が解けます。
先ほどと同じ理由ですが、人間は緊張と興奮の区別がつかないので、無理やり運動して心拍数を上げることで、「この体の感覚は緊張ではなく運動の興奮である」と脳みそに錯覚させることができます。
トイレでスクワットをするのが恥ずかしいのなら、試験会場に行く時に走っていくと良いです。いや、こっちの方が恥ずかしいかな?w
とにかく、どこかでこっそりと激しい運動をして、緊張を運動のせいにしましょう。
不安を書き出そう!
▶️頭の中に浮かんできたことを思うままに紙に書き出しましょう
これは緊張だけでなく不安を和らげる心理術としても使えるのですが、頭の中に浮かぶ考えやイメージを全て紙に書き出すことで思考が整理されて心が落ち着きます。
緊張しすぎが良くないのは、「頭の中が失敗してしまうのではないか」という心配事でいっぱいになってしまうからです。
先ほども言った通り、適度な緊張は本来の力を発揮するのに役立ちますが、ひどすぎる緊張は力を発揮できない原因となります。
しかし、頭の中に浮かぶことを全て紙に書き出すことで、一時的に脳内のメモリーを圧迫していた情報が処理されて、テスト問題を考えられる状態に自分から持っていけるのです。
頭の中に余計な考えが浮かびすぎているときは、この「紙に考えを書き出す方法」をとってみてください。
・メモの魔力!前田裕二のメモ術の科学的に正しいところを心理分析してみた
自分の下を見よう!
▶️なるべくダメそうな人を見つけましょうw
自分よりダメそうな人や試験に失敗してそうな人を見つけると、それだけで私たちは心が落ち着きます。
一見するとちょっとひどいやり方のようにも思えますが、何も本人に直接「あなた、ダメだったね」と伝えるわけではないので、この方法はテストで高得点を取る自信を失いかけたら使ってみてください。
魅力的な人を見つけてやる気アップ!
▶️可愛い女の子、カッコイイ男の子を見つけましょう。目の保養とやる気アップに繋がります
これは特に言うことはありませんね笑。
個人的な話ですが、私の場合はむしろテストよりもかわいい女の子を探すために試験会場に行っていたようなものでした。別の意味で試験を楽しんでいましたね。
こういう試験に関係のないようなことをすると、心に余裕があるように自分でも思えるので、行動が脳内にフィードバックされて本当に心に余裕が持てるようになります。
あくびとかも意外とオススメです。「あくびするくらいに自分は余裕があるんだなぁ」と、起こした行動に合致した感情が呼び覚まされるからです。
IQをあげるテクニック!
▶️成功者や科学者のことを思い出してみましょう。頭の良い人をイメージするだけで成績が上がります
この心理テクニックはプライミングと言って、頭の中でイメージした人や物の性質や特徴を無意識に自分の中に取り込んで実行する心理テクニックです。
実際に心理学の実験でもこのプライミングの効果は証明されており、実験参加者が科学者をイメージしてテストに挑んでみたところ本当に点数がアップしたのです。
簡単にテストの点数を上げる心理テクニックですので、ぜひ試してみてください。
・信じるだけで本当に成績アップ!人間の能力を最大化する暗示の効果
自分を褒めて励ます!
▶️できたら自分を褒めて、できなかったら問題のせいにしましょう✨
これも心を安定させるためのテクニックの1つです。普段の生活では自分の手柄を意識しすぎるとただの嫌な奴になりますが、面接や試験等の本番の場合は別です。
うまくできたところは自分の手柄にして、うまくいかなかったところは他の人もできなかったのだと問題の難しさのせいにしましょう。
遊び心を忘れずに!
▶️遊び心があなたの能力を引き出す
といった感じです。どれも試験直前でも使える心を落ち着かせる心理テクニックですので、ぜひ当日テンパってしまったら試してみて下さい。
繰り返しになりますが、全部やらなくても好きなものを選んで行うだけで成績を上げる効果がありますので自分に合った方法を探してみてください。
そして、何より試験を楽しむことが心理的には重要です。