注意!言い訳すると本当にダメ人間になる!言い訳の心理的に正しい使い方

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言い訳の心理学

言い訳を繰り返していると、本当に能力が下がります。

 

心理学の言葉に自己成就予言(予言の自己成就)というものがあり、自分の言っていることや信じていることが実際に起こるように、無意識に自分からその方向へ努力してしまうというものです。

 

この心理現象が存在するために、私たちは言い訳をすることで、その言い訳に合った能力になるまで無意識に自分の力を抑えようとしてしまいます。仮想の話に辻褄を合わせるために現実を変えてしまうのです。

 

ラベリング効果

これはラベリングの心理効果と同じです。ラベリングには、私たちの心に良い効果をもたらす場合もあれば、言い訳のように悪い方に働いてしまう場合もあるのです。

 

良い効果のラベリングは、教育の現場でもその成果が証明されていますので参考にしてみると良いです。もちろん、大人にも有効な心理術です。

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自己成就予言効果

そして、この自己成就予言効果があるので、特に何かに挑戦する前に言い訳をしてしまうのは大きなNG行動となります。

 

言い訳を現実に変えようという心理が働き、挑戦する前から自分の能力を下げてしまって、そのせいで望んだ結果が得られないということが起きてしまうからです。

 

そして、その結果、言い訳をした人は自信も失うことになります。

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言い訳をすると本当に成績が悪くなる

アメリカ、テキサス大学のリスカ博士は、189名の学生に体力テストを行わせました。このとき、「体調が悪くて」「前日あまり寝ていなくて」と言ったように、テストを行う前から言い訳をする学生は実際にテストを受けてみると成績が悪かったのです。

 

有名なセルフハンディキャッピング効果と呼ばれる現象です。これは、成果が出ない言い訳を先に公言しておくことで成果を出さなくてもいい言い訳を手に入れることになり、実際に全力を出さなくなってしまう心理効果です。

 

以前に登場した際は、この心理効果を防ぐ心理術について話しました。

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セルフハンディキャッピング効果で自信喪失

この言い訳効果の恐ろしいところは、本当に能力が下がってしまうということです。

 

さらには実際に能力が下がってしまったために、悪い結果を目にした本人は余計に自信を失ってしまうということが起こります。

 

やっぱり自分には才能がないのだ、と思い込んでしまうのですね。つまり、言い訳をすることは二重に心理的に不健康なのです。

 

1つは能力が下がるから、もう1つは悪い結果に自分がショックを受けてしまうから、です。

 

これは以前に話した、他人に責任を転嫁するのがダメな理由と似ていますね。

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言い訳と怠け癖

このセルフハンディキャッピングは、日常の色んな場面で出てきます。特に怠け癖のある人と言い訳効果は関連性が高くなっているので要注意です。

 

例えば、勉強や仕事などのやるべきことがあるのに、そこまで重要ではないテレビを見たり無駄にスマホをいじったりして時間を潰してしまうことがありませんか?これも言い訳の一つです。

 

「いろいろやっていたら時間がなくなってしまったんだ。だから仕方ない」と自分に言い聞かせるためにそれほど重要ではない行動を取ってしまう癖がついてしまっているのです。

 

怠けやサボり癖が起こる原因のひとつは、この言い訳効果による影響を受けていることが関係しています

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言い訳を始めたら注意信号

セルフハンディキャッピングという言い訳の心理は、私たちの能力を下げてしまうこともあれば、目的とは関係のない無駄な作業に意識を向けることで時間を浪費させて計画通りに課題を進ませない効果もあるのです。

 

ですから言い訳というのはかなり注意が必要な心理現象なのです。

 

こんなことを続けていたら、当たり前ですが目標達成なんてできません。そして望んだ結果が出せない上に成長に繋がる行動も起こせないのでは、私たちはどんどん自信をなくし他者からの信用も失ってしまいます。

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言い訳を利用した超便利な心理術

しかし、この言い訳効果を良い方に利用する方法が実は存在します。それは、セルフハンディキャッピングを行動の理由に使うことです。

 

言い訳というのは本来「行動できない理由」として使いますが、これを逆に「行動する(できる)理由」として使ってしまうのです。使い方は同じで、その方向性だけを真逆にするのです。

 

例えば、「家に帰ってきてしまったらから勉強しよう」ですとか「水曜日だから運動しよう」というような感じで、理由なんて何でもいいのでこじつけで言い訳と行動とを結びつけるのです。

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行動するのに正しい理由なんて必要ない

これは、言い訳が正当な理由なしに発動する心理を逆手に取った心理術です。

 

実は、人が行動するのに正しい理由なんて必要ないのです。理由っぽいものがあれば、私たちの脳みそは「そっか。そういうものか」と認識し受け入れてくれるのです。自分たち自身のことながら、単純な構造ですよね笑。

 

言い訳を味方につける

この言い訳の心理術がおすすめなのは、あらゆる場面、あらゆる状況でも使えるからです。

 

「午後になったから」「空を見たから」「スマホを操作したから」という、日常でよく起こりそうな理由を選んで、自分が望む行動と結びつけましょう

 

言い訳という理由が存在することで、アドバイスをしてくれる味方がついていてくれるような気分になり私たちは心理的に強くなれます。

 

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