ある人が内向的であることを示す8つのサイン
今回は「内向性」についての解説の続きです。
前回・前々回では内向性の高さを示すサインとして、次の8つの特徴があることを話しました。
- 多くの人と一緒にいるとエネルギーを消耗する
- 孤独を楽しむ
- 少人数の親しい友人がいる
- もの静かで、他人から理解されにくい
- 刺激が強すぎると、気が散って集中力がなくなる
- 自己認識力が高い
- 観察して学ぶことが好き
- 一人きりでできる仕事に惹かれる
今回は7つ目の心理から解説していきます。
観察して学ぶことが好き
外向的な性格の人は、実際に自分の身体を使い、体験をして学ぶことを好む傾向がありますが、内向的な性格の人は、物事を観察して学ぶことを好む傾向があります。
外向的な人は試行錯誤をしながら学ぶのが一般的ですが、内向的な人は見て学ぶのが一番の方法です。
内向的な人は、他人がある仕事や作業をするのを何度も見ます。そうして自分も同じようにできると感じるまで観察することが好きなのです。
プライベートな空間でする勉強が好き
また、内向的な人が個人的な経験から学ぶ場合には、それを人前で披露する必要がなく、集中して自分のスキルや能力を高めることができるプライベートな場所での練習を好みます。
もしもあなたが、実際にやるよりも作業を見て学ぶ方が好きならば、より内向的な性格である可能性があります。
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— 心理学を解説する ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2020年4月20日
一人きりでできる仕事に惹かれる
一般的なイメージのとおり、内向的な性格の人にとって、人付き合いの多い仕事はあまり魅力的ではありません。
一方、一人で独立して仕事をするような職業は、内向的な人にとって最適な選択であることが多いです。
例えば、作家、会計士、コンピュータープログラマー、グラフィックデザイナー、薬剤師、芸術家などの仕事は内向的な人に向いているかもしれません。
参考論文
Gollwitzer, Anton & Bargh, John. (2018). Social Psychological Skill and Its Correlates. Social Psychology. 49. 88-102. 10.1027/1864-9335/a000332.
https://doi.org/10.1027/1864-9335/a000332
Needle, Rose, “Innovative and Introverted: How Introverts Function in the Creative Workplace” (2019). Senior Theses. 290.