仲の良いカップルがしていること ダメ恋シリーズVOL.13
恋愛関係にあるカップルが、ロマンティックな体験をしながらも良い関係を維持するためには、お互いをサポートし合うことが大切です。
たとえば、悩みや問題を抱えているとき、気分が落ち込んでいて慰めてもらいたいとき、逆に良い出来事があって誰かに喜びを分かち合ってもらいたいときなど、だれでも恋人に頼ることが多いでしょう。
このように、私たちは誰かに感情に寄り添ってほしいと思っているときには親しい人や恋人に精神的に依存している状態にあります。
そして、その気持ちが満たされるかどうかは恋人の対応次第なのです。
感情的なサポートが重要なポイント
恋人は単に長く一緒にいる相手というだけではなく、感情的なサポートをしてくれる相手でもあります。
恋愛関係において、この感情的なサポートは重要な役割を果たしています。
感情的なサポートをお互いに適切に与えたり受け取ったりできるかどうかで、二人の恋愛関係の質は決まるのです。
別の言葉で言うと、カップルがお互いに心がつながっていると感じられるかどうかは、この感情的なサポートが適切に機能しているかどうかにかかっているのです。
恋愛が得意な人
健全な恋愛ができている人たちは、パートナーに感情的なサポートを求めると同時に、自分からサポートを提供するということを直感的にこなしています。
彼らはパートナーと仲良くするための方法を知っているだけではなく、パートナーを感情面で支えるための正しい方法も知っているのです。
多くの人はこれらの行動を直感的にこなしています。サポートの条件がそろうことで直感が働き、正しい対処をするように導いてくれるのです。
しかし、この直感がうまく働かない、もしくは間違った働きをしてしまう人もいます。それが恋愛が苦手な人たちです。
恋愛が苦手な人
恋愛が苦手な人たちは、感情的なサポートを求めたり、相手に与えることに鈍感です。
そのため、パートナーに要求されるサポートが対処するのが困難なくらいに大きくなってしまったときにようやく気付くのです。
直感が働いて気づいたときは時すでに遅く、大きな問題に自分も感情的に不安定になってしまい、パートナーに文句を言ったり、批判したり、冷たい態度をとってしまいます。
ダメ恋をしてしまう人たちは、そうやって自滅していってしまうのです。
感情的なサポートと愛着スタイル
私たちがどのように感情的なサポートを与えたり受け取ったりするのかは、過去に解説しました個人の愛着スタイルに左右されます。
そして、この愛着スタイルは私たちが幼い時期に形成されます。私たちは人生最初の数年間で、保護者、通常は母親との交流を通して愛着スタイルを学びます。
その際に、母親が私たちの求めに適切に応えてくれれば、私たちは安全な愛着スタイルを身につけることができます。そしてこの愛着スタイルに沿って直感が発動します。
この直感は、私たちが必要としているときに、そこにいてサポートしてくれる大切な人を見極め、信頼できるかどうかを教えてくれます。
また同時に、大切な人たちがサポートを必要としているときに、どのように対応すればいいのかを私たちに教えてくれます。
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不健全な愛着スタイル
しかし、幼少期に母親がこちらの求めに反応してくれなかった場合は、不安型の愛着スタイルを身に着けてしまいます。
この場合に生まれる直感は、他者に対して偏った不信感を持っていて、相手への信頼感が欠如しています。
この信頼の欠如は、私たちの生活の中でのあらゆる親密な関係にネガティブな影響を与えます。
この不健全な愛着スタイルを持っている人は、他者からの感情的なサポートが必要になると、サポートを相手に過剰に要求してしまうか、自分で自分の傷を癒そうとして自分から孤独になろうとします。
さらには、こうした人たちは適切な感情的なサポートを受け取ることに慣れていないので、相手にサポートを与える方法もわからないのです。
つまり、ダメ恋をしてしまう人は、不健全な愛着スタイルを持っているために、間違った人付き合いをしてしまうのです。
適切な感情的サポートをするにはどうすればいいか?
では、不健全な愛着スタイルを持っている人はどうしたらいいのでしょう?
というわけで、不安型の愛着スタイルを持っている人でも健全な恋愛関係を築けるようになる方法をこれから解説していきます。
不安型の愛着スタイルを持つ人たちが、どのようにすれば適切なサポートを学び、人間関係の問題を克服できるようになるのかを調べた研究を紹介します。
・ダメ恋回避シリーズ
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