変人は成功しやすい!
「変人さん」と言うと、人から嫌われていたり距離を取られがちな存在ですが、実は人間というのはちょっと変わっているくらいが成功しやすく、幸せにもなりやすいということがわかっています。
芸能界で言うと松本人志さんは考え方がかなりユニークであり、そのおかげで様々なコントやお笑いの設定や面白い返しなどを思いつくことができています。
人と違った考え方ができるということは、世界がまだ気づいていない問題を解決したり、文明を進歩させる潜在能力を秘めているということなのです。
ですので、その才能を遺憾なく発揮し、それがさらには社会的な問題の解決と結びついたときに、変人は大きな成功を手にするのです。
多様な思考力は成功を呼び込む
ドイツにあるファインアートアカデミーの心理学者であるカール ゴッツ博士は、芸術分野での成功者を対象とした調査によって、「分裂思考を持った人ほど成功しやすい!」という法則を見つけました。
ゴッツ博士はドイツに住む画家・彫刻家の人たちの心理的な気質に関するサンプルを集め、彼らの成功度合いについて美術に詳しい専門家の人たちに尋ねてみました。
すると、神経質さや不誠実さは成功に関係なかったものの、分裂思考や分裂気質を持った人ほど成功しているグループの上位に上がったのです(ちなみに、誠実さは人間関係を育む上では大切な要素の一つです)。
成功に必要な分裂思考、分裂気質とは?
具体的に言うと、この分裂思考というのは、ひとつの物事を様々な視点や性質にまたがって考えられる素質のことです。
つまり、ひとつの思考に凝り固まっていては、革新的なアイディアは閃かないということですね。
一点の情報に集中するのではなく、あちこちへと意識が分散する拡散思考という状態が、アイディアを閃くために必要なプロセスの一つなのです。よく言われているように、頭を柔らかくさせる必要があるのですね。
クリエイティブの対義語は「固定観念」みたいなことなので、クリエイティブな拡散思考ができないと束縛する人になっちゃいます😵
「ああじゃないとダメ」「こうしないとうまくいかない」「こんなのやって当たり前」「〜しないなんて考えられない」
他者を否定すると世界を否定することに繋がるので❌
— 心理学博士ちょっぺ〜先生 (@kruchoro) 2019年3月30日
複雑な思考で幸福にもなる
分裂的な思考と幸福との関連性は、幸福度に関して調査した研究でも言及されてます。
頑固にひとつの価値観だけ持っている場合には、私たちは幸せを感じることが難しくなり、不幸な気分に陥ってしまい、自信も失ってしまうことがわかっているのです。
また、分裂思考を持った人たちは考えや発想が豊かで、いろいろな空想をして考えること自体を楽しんでいるという特徴があります。
ユーモアを持って仕事を楽しんでいる人ほど成功しやすいという調査結果もあるので、頭の中の多様性は私たちが感じる喜びの感情と結びつきやすいのでしょうね。
変わっている人はモテる可能性もある
たしかに外れすぎた思考をしすぎると人から理解されにくくなってしまうのですが、ほどよく分裂思考ができてそれを実生活に活かせる人は、幸福度が高まりやすいのです。
ちなみに恋愛という面でも、ユーモアは人を魅力的に見せる要素の一つとして大きな影響力を持っています。
変わっている人というのは、その性格の使い方さえ学んでしまえば、成功しやすい人たちなのです。
物事を複雑に考えられる分裂思考を持った人ほど成功しやすい
多様な思考はそれ自体が楽しい作業になる