自分の性格を知っておくと役立つ
自分が陥りがちな心理状態や思考習慣、さらにはポジティブなことを考えやすいかネガティブなことを考えやすいかとった傾向を知っておくことは人間関係を良好に保ち、人生の満足度を高めていく上で大切な情報のひとつです。
自分について知ることで、私たちの人生はいかようにも変わっていくんですね。
自分が何を好み・嫌うかによって、どちらに向かっていきたいかという方向性が決まるのです。
自分の行動を見てみよう
自分の好みや考え方の傾向を知る上で見るべきポイントは、自分が普段どのように行動しているかです(認知療法という自分の意識や評価がどこに向いているかを調べる方法もありますが、これはまた別の機会に話しますね)。
また、どうしてその行動を取ったのか、その原因について考えることも大切です。例えば、その行動を取ったのは、
- イライラしたからなのか、
- 気分が良かったからなのか、
- 暑かったり寒かったりしたからなのか、
- 他の人の目が気になったからなのか、
- 不安や恐怖を感じたからなのか、
自分の行動を通じて感情に意識を向けて、自分がどういう気分のときにどういう行動を取るのかを知っておくことは、あなたらしい生き方を育んで行く上での大事なヒントになります。
噛み癖やタバコはネガティブ思考のサイン?
イギリスのエクセター大学の研究では、噛み癖のある人は、そのような癖がない人に比べて2倍も多く、悲観的に物事を見る傾向があることがわかりました。
昔から、噛み癖のある人は甘えん坊な性格かもしれないと言われていたり、ドラマやアニメでは神経質なキャラクターが噛み癖を持っていたりしましたが、世間のイメージとあまり違わないことがわかったのですね。
喫煙者は2倍悲観的な考えを持つようになる
またタバコを吸う人も同じように非喫煙者よりも2倍も多く、悲観的な物の見方をするということがわかりました。
喫煙習慣も噛み癖を関係していたんですね。これも昔から両者には関連性があるんじゃないかと言われていたことです。ということは、ガムもそうなんでしょうかね?
タバコを吸うとネガティブ思考になりやすくなる?
つまり、喫煙習慣のある人はネガティブ思考になりやすい、あるいはネガティブ思考を習慣的にしやすい人はタバコを吸う傾向があるということです。
たしかに喫煙者がタバコを吸う場合には、逆立ち始めている神経を落ち着かせるためという意見も多いような気がします。
ちなみに科学的には、喫煙習慣は貧乏ゆすりと同じようにただの癖らしいです。物質的な影響力よりも心理的な問題の影響力が大きいのです。
また、この噛み癖がネガティブな思考をさらに助長しているということも考えられますので、この癖を持っているとメンタルの状態が負のスパイラルに陥りがちになってしまいます。
またこの癖以外に、ネガティブ思考に陥りがちな人の特徴には以下のものがあります。
・後悔や反省をしがちな人は不安を感じやすく、自己評価も低くなる
・起きた出来事を何度も繰り返し考えることで落ち込みやすくなる?
とはいえ、ネガティブ思考にも良き使い道はありますので、大切なのはその使い方と時節に合わせてポジティブとネガティブの思考をチェンジできるか、ということだと思います。
・ネガティブ志向のメリット、ネガティブのポジティブな使い方とは?
ポジティブになったら癖がなくなる
しかし、ここで朗報もあります。
実験参加者の中で、このような悲観的な傾向が抑えられていった場合には、ネガティブ思考が治ると同時にこの噛み癖も治ることがわかりました。
今回の実験では、明るい物事の視点を学ぶことによって、ネガティブ思考と噛み癖が改善されましたが、やはりこれはできれば同時進行的に直していくことがいいかもしれません。
噛み癖を直せば気分も良くなる?
先ほども言った通り、噛み癖が神経質な性格をより強めている可能性もありますから(人は行動から印象や性格を形作っている)。
以前の記事でも、タバコは健康と心理に良くないという話をしましたが、ここでさらに心理的に良くない結果が出たので、やはりタバコはやめておくに越したことはないようです。
ところで、「明るい思考はどうやったら身につくんだろう?」という人は、以下の心理学を参考にしてください。個人的にはかなりオススメです。恋愛という要素がモチベーションを高めてくれると思います。
・幸せ&モテるようになるための手っ取り早い方法。最強の恋愛心理学