行動力の高さは好奇心で決まる
ずば抜けて行動力がある人っていますよね。海外によく行く人とか結構そういう性格の人が多いような気がします。
「新しい環境でも未知の出来事でも全然大丈夫!」というような心の強い人というのは、心配事や不安が多い人からしたら尊敬できる憧れの対象みたいなものです。
どうしたら彼らのように、不安を物ともせずに積極的に行動できるようになるのでしょう?
実は、その答えは彼らの好奇心にあります。
今気づいたらTwitterの文章はちょっと誤字っていて意味が変わっていますね笑。正しくは「好奇心が高い人ほど、不安定で答えのない問題に対するストレスに強いです」という文章です。
修正しました↓
好奇心が高いとストレスに強くなる
イギリスの名門ロンドン大学で社会心理学を教えるトマス チャモロ プレミュージック博士は人生をより豊かにしてくれる要素としてCQ(好奇心指数)というものを唱えています。
これは知識を欲する気持ちが強くて、新しい物事にもすぐ飛びついていける能力のことを指していて、正式にはCuriosity Quotientと言います。IQやEQのようなものですね。Creativity Quotientと呼ばれるCQもありますが、ここではCuriosity(好奇心)で話していきます。
博士は、このCQが高い人、つまり好奇心が高い人ほどストレスに強いと指摘しています。
私たちは本を読んで様々な知識を身につけたり、新しいことに挑戦して経験を積むことで徐々に心を鍛えていくことができるのです。
なので、この文章を読んでいる時点であなたは心を鍛えるための訓練をすでに実践しているということになります。好奇心バンザイですね!
・やる気が下がらない心理学的な目標の立て方と、やる気が出ない時の対処法
ストレスに強くなる心理的な理由
どうして好奇心が高いとストレスに強くなるのか?というと、好奇心が強いことで情報を集めたり実際に行動をするので心を安定させるための知識や経験が身についていくからです。
というのも、単純に新しいことへの挑戦というのは不確実で不安なことがいっぱいな状態なわけですが、好奇心の高い人はそんな不安定な状態に陥った時であっても自分の心理の扱いに経験上s慣れていくので、自然と他のことへのストレス耐性も高くなるのです。
・今より幸せを2倍も感じられるようになる生き方!幸せの心理学
不安な人がやりがちな間違った行動
逆に不安傾向が強くて心配性な人は、現実的には起こりそうもないことでも頭から離れなくなってしまってそれについてずっと考えてしまうわけですが、そのせいで挑戦もできないので一向に現実的な思考やストレス耐性がついてこないのです。
完璧主義の人や、物事をすぐに決めつけて判断してしまう人たちも自分から心が弱くなる環境に身を置いてしまっている状態です。
頭が固くて決めつける傾向がある人たちは、ほんの少しの情報と過去の体験ですぐに物事の良し悪しを判断してしまうので、新しい情報や視点を集めにくくなってしまって結果的にストレス耐性をつけるための機会を逃してしまっているのです。
・後悔や反省をしがちな人は不安を感じやすく、自己評価も低くなる
不安ではなく好奇心に目を向ける
多くの人は誤解しがちなのですが、好奇心が旺盛な人たちは行動することに不安を感じていないから行動力があるのではありません。彼らは不安を感じていながらも好奇心に目を向けて、行動力を身につけているのです。
つまり、「怖い!」「失敗したらどうしよう!」という感情が湧いてきたら、「これはどうなっているんだ?」「こうするとどうなるんだ?」という好奇心の方に意識を向けていくことで、不安→興味に感情もシフトしているのです。
この辺りはマインドフルネスにも近い考え方ですね。セルフコントロール能力が高い人はストレスにも強いことがわかっていますから共通点も多いのでしょう。
・ネガティブな感情に振り回されずに快適に毎日を過ごす心理学的な方法
好奇心が高い人は脳の使い方がうまい
好奇心が高い人はこの作業を自然とやっているので、不安にも強く、不安を感じていないように見えるのですね。
私たちの脳のメモリは1つのことでもすぐにいっぱいになってしまうので、こうして感情の方向性を変えてあげるだけでもしっかりと不安やストレス対策になるのです。
そして、好奇心が低い人たちも心配することなかれ。このCQの能力は誰でも上げることができます。
・テストで使える!緊張をはねのけていつもの実力を発揮するための心理術!
好奇心を高める方法
好奇心を高める方法ですが、まずは自分の好きな分野や気になる話題について調べて専門知識をつけていき、そこから関連知識へと関心を広げて、徐々に知らないことや新しいことに関する知識や視点を身につけて行けば大丈夫です。
ドリルで穴を掘って徐々に穴を大きくしていくイメージです。一日のうちに情報取集する時間を設けたり、一ヶ月のうちに新しいことを知るためや経験を得るための金額を設定しておくのもいいです。天才と呼ばれる人たちはこの作業が得意なのでしょう。
面白いところを探そう
というわけで、不安を感じすぎて疲れていたり、新しいことや興味のあることに挑戦したいのに勇気が持てないという人は、まずは好奇心を持つ訓練から始めてみてください。
「何か面白いところはないかな〜?」「これの一番好きなところはどこだろう?」という疑問を持つことで好奇心を操る能力が高まっていきます。困った時はこの質問を試してみてください。
・勉強が苦手でも楽しみながら学べる心理読書術!キュリアスリーディング