幸せになれないお金の使い方がある
お金を使っても幸せは簡単には手に入らない、というのが最近の心理学の常識です。
どれだけお金持ちになったり、どれだけ高くて便利な物を買っても、私たちは幸せにはなれないのです。では、お金をどう使えば幸せ度を上げることができるのでしょうか?
そこで、今回は幸せになるためのお金の使い方について解説していきます。
心理学的に正しくお金を使うための8つのポイント
以下の8つが心理学的に正しいお金の使い方です。
- 物ではなく経験を買う
- 自分ではなく他人を喜ばせるためにお金を使う
- 一度だけの高い買い物ではなく、複数回の安い買い物をする
- 修理や保証にお金を使わない
- お会計は商品が届く前に済ませておく
- 小さいことを気にする
- 買うものについて事前に調べない
- 人気がある商品やサービスにお金を払う
順番に解説していきます。
物ではなく経験を買う
モノ消費は賞味期限が短い
最近よく言われているモノ消費からコト消費への変化は実は心理学的には正しいのです。
例えば、ブランドものの服やアクセサリーを買うりも、イベントや旅行といった遊びごとにお金を使うほうが私たちは幸せを感じられるのです。
何時間、時には何日も費やして、新しいアイテムを買ったあと、やっぱり別の商品や後から出てきたアイテムのほうが良かったと感じてしまって後悔をするケースはよくあります。
コト消費はいつまでも価値が残る
しかしこうした買い物に対し、動物園や水族館で可愛らしい生物を見た記憶は、いつまでも良い思い出として心の中に残り続けます。
モノ消費に対してコト消費は、他の体験と比較されて価値が減ることがなく、後悔することも少ないのです。物質主義では幸せになれないということですね。
自分ではなく他人を喜ばせるためにお金を使う
多くの心理学の研究で指摘されていることですが、他人を喜ばせることで私たちは自分自身も幸せを感じることができます。
このような心理があるのは、人間が社会的な動物だからです。社会的な動物である人間には、誰かを幸せにすることで自分も幸せになるという本能が遺伝子レベルで備わっているのですね。
プレゼントが最たる例です。プレゼントは受け取る人よりも渡す人の方が幸せを感じられるのです。なので、物を買う場合であっても、誰かのためにプレゼントを買うという目的であるならば幸せを感じられます。
長くなってきたので、続きの解説はまた次回に行います。まずは体験を重視して、親しい人や好きな人にプレゼントを贈って幸福度を上げましょう。