料理が上手くなりたいなら瞑想だ
健康度や幸福度のアップなど私たちの人生に大きな恩恵を与えてくれるマインドフルネストレーニングですが、実はマインドフルネスな状態になると料理も上手くなるのではないか?という効果も期待されています。
マインドフルネスと料理の技術、一見するとまったく関係のないように見えますが、どういうカラクリがあるのでしょう?
マインドフルネスで単純作業に強くなる
食事や健康、人間心理について研究しているジャーナリストのサニー・シー・ゴールド氏は、マインドフルネス瞑想を行うことで料理がうまくなる可能性があることが示唆されています。
2010年に発表された論文によれば、3カ月集中的に瞑想トレーニングを行った人たちは、単純作業やつまらないタスクに対する集中力が上がったことがわかっています。また他の研究でもマインドフルネス瞑想で認知能力が高まったことがわかっています。これらの効果は以前の研究でも紹介しましたね。
そしてゴールド氏によれば、こうした認知能力の向上効果が料理にも波及するといいます。
マインドフルネスで料理が上手くなる理由
というのも、料理というのは、食材を切ったり、炒めたり、かき混ぜたり、調味料を入れたり、重さを量ったり、分量を合わせたりといった単純作業が多いです。
なので、マインドフルネスで単純作業に強くなることで料理の苦痛が和らいで技術力がアップするという理屈なのです。
料理というのは基本的に科学なので、レシピ通りに作ることされできれば誰でも美味しく作ることができます。なので、レシピに忠実に行動する精神力が鍛えられるマインドフルネス瞑想が役に立つのですね。
料理が下手なのは集中力が足りないだけかも
というわけで、料理が下手な人はもしかすると集中力が足りなくてせっかちなだけかもしれません。料理を上手くなりたいと思った人は試しにマインドフルネス瞑想を行ってみてください。
もちろん、瞑想は料理だけではなく様々なメリットがありますから習慣化しておいて損はありません。