朝の学校登校を禁止したほうがいい進化心理学的な理由

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朝型生活だけが正解ではない

 

政治家のバラク・オバマ、アドルフ・ヒトラー、ウィンストン・チャーチル、作家のジェームズ・ジョイス、マルセル・プルースト、音楽家のキース・リチャーズ、エルビス・プレスリー、研究者のチャールズ・ダーウィン。

 

彼らに共通する特徴は、全員が夜に活動する夜フクロウタイプであるということです。数々の研究によると、夜型タイプの人は頭が良いことがわかっています。

 

もちろん大人だけではなく、子どもを対象とした他の研究でも、同様に夜型フクロウの方が賢いという結果が出ています。

 

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夜型の人が賢いのは好奇心が旺盛だから

 

賢い人ほど夜型になってしまう理由は進化の過程にあります。

 

先史時代には夜の活動は目新しく、好奇心旺盛な人々を惹きつけました。そのため、知的な子供たちは夜行性に育つ可能性が高かったのです。

 

この傾向は現在でもみられ、賢い子供ほど夜更かしをすることがわかっています。

 

朝型に負けない夜型人間

 

米空軍の新兵を対象に行われた研究では、夜型の人は、彼らの苦手な時間帯である朝に評価された場合でも、朝型の人よりも横断的な思考力が有意に高く、クリエイティブであることが示されています。

 

意外や意外、夜型の人たちが苦手とされる朝の時間帯に活動しても朝型タイプに勝ってしまったのです。これはちょっと朝型の人にはショックですね笑。

 

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夜型の人はお金持ち

 

サウサンプトン大学の研究では、夜フクロウタイプ(夜型)の人は平均収入が多く、立派な自宅、非正規雇用の仕事、自家用車を所有している可能性が高いことがわかりました。

 

こちらの特徴はほかの研究を引用して何度か紹介していますが、夜型の人は仕事で成功しやすくお金持ちにもなりやすいのです。

 

 

でも夜型の学生はとても不利

 

しかし、この研究ではまた、夜フクロウ型の人の学業成績が、朝ヒバリ型の人よりも約8%低いと評価されていることもわかっています。

 

どうしてこうなってしまうのかというと、夜型の学生にとって朝型の学校スケジュールで活動するのはつらく、十分に能力を発揮できないからです。

 

研究者たちは、夜型の人たちが朝に詰め込まれた学校のスケジュールによって悪影響を受けている可能性あることを示唆しています。

 

得意な時間帯は人それぞれ

 

というわけで、子どもを含めた夜型の人たちの能力を最大限発揮させるためには、強制的な朝型生活はやめなくてはいけないのです。

 

実際に学校の就業時間を遅らせたら成績が上がったという研究結果もあります。学校だけではなく会社の時間もそうですが、大人も子どもも含めて現代の朝型に偏った生活スタイルを見直す時期なのでしょう。

 

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