健康な生活でも調子が悪くなる理由
「健康的な生活を送っているのに調子が悪い!」「食生活に気を付けているのに健康にならない!」そういうことがたまに起こります。
その原因として考えられるのがリーキーガット症候群と呼ばれる病気です。
リーキーガット症候群とは?
リーキーガット、あるいはリーキーガット症候群というのは、腸を保護するバリアの役目を担っている腸管粘膜が破れている状態のことです。
こうなってしまうと消化していない食べ物や体内に侵入した毒素などが、血管を通して体内に吸収されていきます。
すると、どれだけ健康に気を付けた生活をしていても体調が悪くなってしまうのです。健康の努力を無に帰すのでかなり恐ろしい病気です。
リーキーガット症候群のせいで起こる健康問題
このリーキーガットを放置して、さらに悪化してしまうと次のような問題も起こるようになっていきます。
- アレルギー症状がひどくなる(花粉症も含めて)
- ガスが溜まってお腹に膨満感を感じる(実際に膨張する)
- ダイエットしているのに肥満が治らない
- 肌荒れ、ニキビ
- 慢性疲労
意外に思えますが、肌が荒れていたりアレルギーがひどいのは腸の調子が悪いからというのもありえるのです。
リーキーガット症候群のせいで起こる病気
他にも次のような病気のリスクも高まります。
というように、リッキーガットは体に様々な症状を引き起こす原因になります。免疫のシステムが異常を起こすので、どんな病気が併発してもおかしくないのです。怖いですね。
リッキーガットは食生活の乱れと関連しているので、食べ過ぎている肥満の人や偏った食事をしている栄養不足の人は要注意です。
リーキーガット症候群になる原因と理由
リーキーガットはストレスが原因で引き起こされることもありますが、先ほども言ったように腸にダメージを蓄積させてしまう、乱れた食生活が大きな原因になります。
例えば、次のような食生活がリーキーガットを引き起こします。
- 穀類を摂り過ぎる
- 豆類を摂り過ぎる
- お酒の飲み過ぎ(アルコールを摂り過ぎる)
- コーヒーやエナジードリンクの飲みすぎ(カフェインを摂り過ぎる)
- お菓子の食べ過ぎ(トランス脂肪酸を摂り過ぎる)
- 加工食品を食べ過ぎる
- その他、食品に含まれる有害な毒素を摂り過ぎる
といった感じで、やはり偏って食事をすると特定の物質が過剰に腸内に蓄積されてリッキーガットを引き起こしてしまいます。
リーキーガットを疑った方がいい人の特徴
リーキーガットが引き起こされる背景には上記のような特徴があるので、普段からパンや豆類をよく食べている人や、お酒をよく飲む人、コーヒーやエナジードリンクが好きな人は気を付ける必要があります。
そのような食生活を送っているときに慢性的にアレルギー症状が出たり、よくお腹の調子が悪くなる人は、一度自分がリーキーガットを引き起こしていないのかを調べたほうがいいです。
健康的な食事もリッキーガット状態だと無意味
もちろん、最初に言った通り、「どんなに健康的な食事をしていても、リッキーガット状態だと栄養が吸収されず毒素が体に回って不調を起こしてしまう」ので、健康に気を付けているのになんで調子が悪いの?と思っている人も一度リッキーガットを疑った方がいいです。
つまり、リッキーガットの状態を治してから出ないと、健康的な食事による効果が出てくれないのですね。
ストレスが原因で起こる可能性があるのもリーキーガットの厄介なところです。
外食や加工食品をよく食べる人も要注意です。現代の生活だとどうしてもリッキーガットになるリスクはあるのです。
さらに腸の調子が悪くなるとメンタルが病みやすくもなるので、リーキーガット症候群はどんな人でも気を付けておきたい病気です。